あなたは「同棲を始めたらレスになってしまった」と悩んでいませんか?結論、同棲カップルのレスは珍しくなく、約6割の夫婦がレスの状態にあるというデータもあります。この記事を読むことで、同棲カップルのレス割合や原因、具体的な解消方法がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
Contents
1.同棲カップルのレス(セックスレス)の実態と割合

セックスレスの定義とは何か
セックスレスとは、日本性科学会によって明確に定義されています。
「特別な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシャル・コンタクトが1ヶ月以上なく、その後も長期にわたることが予想される場合」がセックスレスとされています。
ここで重要なのは、セクシャル・コンタクトには挿入を伴うセックスだけでなく、キスやペッティング、裸でのベッドインなども含まれるという点です。
つまり、1ヶ月以上パートナーと性的なスキンシップが一切ない状態が続くと、セックスレスと判断されるのです。
この定義を聞いて「1ヶ月は短すぎる」と感じる方もいるかもしれません。
実際、多くのカップルは「3ヶ月以上」や「半年以上」をセックスレスの基準と考えているというアンケート結果もあります。
しかし、専門家によれば1ヶ月という期間は予防の観点から設定されており、早めに対処することが関係悪化を防ぐ鍵となります。
同棲カップルや夫婦のレス割合データ
同棲カップルや夫婦のセックスレス割合は、想像以上に高い数値となっています。
アンファー株式会社が既婚男女1,000人に行なった調査によると、全体の約59.1%の夫婦がセックスレスの状態にあることがわかりました。
つまり、約6割の夫婦がレスの状態ということになります。
年代別に見ると、20代では比較的低い割合ですが、30代では26%、40代では36%、50代では46%と、年齢が上がるにつれてセックスレス率も上昇する傾向があります。
また、相模ゴム工業の調査「ニッポンのセックス2018年版」では、男性の6割、女性の5割が「セックスレスだと思う」と回答しています。
特に注目すべきは、男性は40代以降、女性は30代以降に急増するという点です。
日本は世界的に見てもセックスの回数が少ない国として知られており、「セックスレス大国」とも呼ばれています。
レスになるまでの期間は人によって違う
セックスレスと感じる期間には、個人差が大きいことも理解しておくべきでしょう。
レタスクラブの既婚女性約600名への調査では、セックスレスと思う期間について様々な回答が集まりました。
「1ヶ月以上」が16%、「3ヶ月以上」が19%、「半年以上」が21%、「1年以上」が26%、「2年以上」が16%という結果になっています。
MSN毎日インタラクティブの調査でも、最も多かったのは「半年」で全体の32%でした。
次いで「1ヶ月」が25%、「1年」が21%という順になっています。
つまり、半年未満の頻度でセックスがあれば「セックスレスじゃない」と考える人が約3割いるということです。
同棲しているかどうか、結婚しているかどうか、交際期間の長さなどによっても、レスと感じる基準は変わってきます。
大切なのは、お互いがどう感じているかをきちんと話し合うことです。
同棲カップルがレスになりやすい理由
同棲カップルは、特にセックスレスになりやすい傾向があります。
最も大きな理由は、一緒に過ごす時間が増えることで新鮮さや刺激が失われるという点です。
付き合い始めの頃は、会う度にドキドキしたり、デートを楽しみにしたりしていたはずです。
しかし同棲を始めると、毎日顔を合わせることが当たり前になり、「いつでも会える」という安心感から、恋愛初期の特別感が薄れていきます。
また、生活のルーティンに埋もれてしまい、家事や仕事の疲れから「セックスよりも休みたい」という気持ちが優先されることも少なくありません。
さらに、関係が成熟しているからこそ「分かり合えている」と思い込み、コミュニケーション不足に陥りやすくなります。
同棲中は身だしなみへの意識も低下しがちで、部屋着のまま過ごしたり、メイクをしなくなったりすることで、異性としての魅力を感じにくくなることもあります。
2.同棲カップルがレスになってしまう主な原因

一緒にいる時間が増えて新鮮さが失われる
同棲を始めると、一緒にいる時間が大幅に増えます。
これ自体は素晴らしいことですが、同時に新鮮さやドキドキ感が薄れる原因にもなります。
付き合い始めは、デートの度におしゃれをして、相手に良い印象を与えようと努力していたはずです。
しかし同棲すると、毎日同じ空間で過ごすことが当たり前になり、「いつでもできる」という余裕が生まれます。
このハングリーさの欠如が、セックスへの意欲を低下させる要因となるのです。
交際期間が長くなるほど、関係が安定する一方で、刺激が薄れていくのは自然な流れかもしれません。
特に、長い交際のあとに同棲を始める場合、日常のルーティンに埋もれてしまい、恋愛初期に感じていた特別感が失われやすくなります。
また、「分かり合えている」と思い込むことで、問題を深刻に捉えない傾向も生まれます。
身だしなみや外見への意識が低下する
同棲生活が長くなると、相手への外見的な配慮が疎かになりがちです。
部屋着のまま一日中過ごしたり、メイクをしなくなったり、髪型に気を使わなくなることが増えてきます。
付き合い始めの頃は、デートのたびにおしゃれを楽しみ、相手に良く思われたいと頑張っていたはずです。
しかし慣れてくると、だんだん気を抜いてしまうのが人間の性です。
こうした小さな変化が積み重なると、相手が異性としての魅力を感じにくくなることがあります。
結婚後に容姿を磨いたり、維持したりすることを疎かにしがちになるのは、多くのカップルに共通する問題です。
「いつまでも好きでいてもらいたい」という意識を持ち続けることが大切です。
スタイルに気を使ったり、下着を新調したりするなど、ひたむきな努力をする姿勢が、相手の愛情を保つ鍵となります。
仕事や生活の疲れがたまっている
現代の同棲カップルは、仕事や家事で非常に忙しい日々を送っています。
毎日が忙しすぎて、セックスの時間を確保できないというカップルも多く存在します。
仕事から帰って家事をやって、夕食の準備や片付けをして、もうぐったりという状態では、セックスどころではありません。
特に共働きカップルの場合、お互いに疲れ切っていて、「早く寝たい」という気持ちが優先されます。
セックスはとてもデリケートな行為であり、気持ちやムードを作る必要があります。
そのためには、カップルそろって落ち着ける時間が必要不可欠です。
数時間後には起きてやらなきゃいけないことを考えると、夫との会話さえ減ってしまうという声もあります。
疲労が蓄積すると、性欲自体が減退してしまうこともあり、悪循環に陥りやすくなります。
スキンシップやコミュニケーション不足
セックスレスのカップルに共通する特徴として、コミュニケーション不足が第一に挙げられます。
そばにいるのが当たり前になり、相手をぞんざいに扱ってしまうことはないでしょうか。
「言わなくても分かってくれるでしょ?」という傲慢な気持ちになっていませんか。
セックスは普段のコミュニケーションの延長線上にあるものです。
会話のコミュニケーションなくして、セックスレスを解決するのは難しいと言えます。
また、日常的なスキンシップの欠如も大きな問題です。
手をつなぐ、ハグをする、軽いボディタッチなど、性的ではないスキンシップが減ると、心の距離も広がっていきます。
セックスしたいタイミングが合わないことも、レスにつながる原因のひとつです。
自分がセックスしたくても、相手がその気にならなければ良質なスキンシップはとれません。
マンネリ化や環境への慣れ
同棲生活が長くなると、セックスのマンネリ化も大きな問題となります。
いつも同じ場所で、何となくいつも同じ流れでセックスをしていると、刺激が弱まります。
セックスに対する意欲が落ちてしまうのは、当然の結果と言えるでしょう。
結婚や同棲で共に暮らし始めると、安心感や慣れからセックスの頻度が減りがちです。
「いつでもできる」という余裕が生まれることで、ハングリーさが収まってしまいます。
また、同じ環境で毎日を過ごすことで、相手を「家族」や「同居人」として見てしまい、異性として見られなくなることもあります。
性的魅力を感じられなくなると、セックスへの意欲は自然と低下します。
環境や雰囲気を変えることなく、同じパターンを繰り返していると、セックスレスへの道を加速させてしまうのです。
3.同棲中のレスを解消するための具体的な方法

パートナーと素直に話し合う時間を作る
セックスレスを解消するための第一歩は、パートナーときちんと話し合うことです。
セックスレスに悩んだとき、最も大切なのは話し合いができるかどうかです。
相手が不機嫌になったり、話を避けたりする場合、問題に向き合う意欲が低いかもしれません。
しかし、話し合いは互いの気持ちを知るための大切なステップです。
思い切って直接伝えることも効果的ですが、重くならないようにするのがポイントです。
日常会話の流れで軽く切り出してみましょう。
「最近どう思ってる?」など、さりげない質問から始めるのがおすすめです。
相手が話しやすい雰囲気を作れば、自然と会話が深まります。
自分の気持ちを正直に伝えることで、相手も同じ悩みを抱えていると気づくかもしれません。
こうした対話が、関係の再構築につながります。
感謝や愛情を言葉で伝えることも忘れないでください。
「いつもご飯を作ってくれてありがとう」「愛してるよ」といった言葉が、心の距離を縮めます。
外見や身だしなみに気を配る
人は見た目より中身が大切という意見もよくわかります。
ただし、あまりにも見た目が変わってしまったり、だらしなくなったりすると、異性として見られなくなる可能性があります。
「いつまでも好きでいてもらいたい」という意識が大事です。
スタイルに気を使ったり、下着を新調したりするのもおすすめです。
そんなひたむきな努力に、「俺って愛されてる♡」と思う男性も多いので、ラブラブだった時期の彼を取り戻せることもあります。
付き合い始めの頃のように、デートのたびにおしゃれを楽しむ気持ちを思い出してみてください。
部屋着ばかりではなく、たまには家の中でもきれいな服を着てみる。
メイクをして、髪型を整えて、相手に良い印象を与えようとする。
こうした小さな努力が、相手の心を動かすきっかけになります。
外見への配慮は、自分自身の自信にもつながり、良い循環を生み出します。
日常的なスキンシップを増やす
セックスレス解消には、日常的なスキンシップを増やすことが非常に効果的です。
手をつなぐ、ハグをする、軽いボディタッチなど、スキンシップが自然にできるかどうかは大切なポイントです。
スキンシップが自然にできるなら、関係性は良好といえます。
夫婦でも恋人でも、愛情表現やスキンシップを心がければ、円満な関係は継続できます。
愛情表現やスキンシップは、カップルそれぞれの形があっていいのです。
もちろん、それがセックスでなくても、ハグやキスでも、ふたりが幸せを「感じられる」ことが大事です。
忙しい毎日の中でも、意識的にスキンシップの時間を作りましょう。
朝の挨拶でハグをする、寝る前に手をつなぐ、帰宅時にキスをするなど、習慣にすることがポイントです。
スキンシップが増えると、心の距離も自然と縮まり、セックスへの抵抗感も減っていきます。
デートや二人の時間を意識的に作る
同棲していると、二人きりの特別な時間を作ることを忘れがちになります。
時間を作って、2人だけでデートをする機会を増やしましょう。
マンネリ化を防ぐため、ときには旅行など遠出をして環境を変えてみると、新しい刺激で2人の空気が変わりやすくなります。
同棲していたりデートの頻度が高かったりとずっと一緒にいる場合、ひとりの時間を作ることも効果的です。
ありきたりかもしれませんが、離れてみると相手を恋しく思うこともあります。
一度自分の時間を多くとって、リセットしてみるのもいいでしょう。
いつもと違う静かな時間を過ごすことができ、良い刺激になります。
ただし、あまりにアクティブに遊ぶと疲れてしまい、結局夜にセックスできない場合もあるので、激しすぎない程度にしましょう。
平日に仕事を休むなどして、夫婦水入らずのタイミングを作るのもおすすめです。
環境や雰囲気を変えてマンネリを防ぐ
セックスのマンネリ化を防ぐには、環境や雰囲気を変える工夫が必要です。
時間帯や場所など、エッチの環境を変えるだけでもかなり新鮮な気分になるはずです。
同棲しているならベッドルームをふたりで模様替えしてみたり、明るい時間にエッチしてみたりするのもいいでしょう。
思い切っていつもとは違うことをしてみてください。
エッチのマンネリ化はセックスレスに繋がります。
環境を変えるのもいいですし、テクニックを勉強するのも解消法になるでしょう。
AVなどを観なくても、女性向けのライトなコンテンツも多くあるので参考にしてみてください。
たまにはホテルに泊まってみるなど、非日常の空間を楽しむのも効果的です。
いつもと違う場所、いつもと違う雰囲気で過ごすことで、相手を新鮮な目で見ることができます。
こうした工夫が、セックスレス解消の大きな一歩となります。
4.レスで別れるべきか判断するためのチェックポイント

話し合いができる関係かどうか
セックスレスで別れるべきか悩んだとき、話し合いができる関係かどうかが重要な判断基準になります。
相手が不機嫌になったり、話を避けたりする場合、問題に向き合う意欲が低いかもしれません。
このような状況では、解決の糸口が見つからず、孤独感がより深まることもあります。
話し合いは、互いの気持ちを知るための大切なステップです。
それを拒む姿勢が続くなら、関係を見直す必要があるかもしれません。
話し合いを通じて、未来をどうしていくのかを冷静に考えることが重要です。
逆に、話し合いができる関係であれば、セックスレスは解決できる可能性が高いといえます。
お互いに本音を言い合える関係性があるかどうかを、まず確認してみましょう。
問題を共有し、一緒に解決策を考えられるなら、別れる必要はないはずです。
スキンシップや愛情表現があるか
セックスレスで別れるべきか考える際、スキンシップがあるかどうかは大切なポイントです。
手をつなぐ、ハグをする、軽いボディタッチなど、スキンシップが自然にできるなら、関係性は良好といえます。
一方で、スキンシップが全くない、あるいは拒否されたり嫌悪感を抱かれたりする場合は要注意です。
そうした状況では、心の距離が広がっている可能性があります。
関係を見直すために、相手との本音の話し合いを心がけてみてください。
セックスがなくても、日常的な愛情表現がしっかりあれば、円満な関係は継続できます。
「愛してる」「ありがとう」といった言葉を交わしているか、感謝の気持ちを伝え合っているかも重要です。
スキンシップや愛情表現がまったくない場合は、関係そのものが冷めている可能性があります。
逆に、セックスはなくてもハグやキスがあるなら、まだ改善の余地があると考えられます。
将来を一緒に考えられるか
セックスレスで別れるかどうかを判断する際、将来を一緒に考えられるかという視点も欠かせません。
セックスレスでも仲の良い夫婦は存在します。
必ずしも夫婦やパートナーとの間にセックスが必要、ということはないのです。
とはいえ、どちらかがセックスをしたいのに叶わない状態になると、不満が溜まってしまいます。
このわだかまりが2人の間の歪みとなり、最悪の場合、別れに繋がるケースもあります。
結婚を前提として同棲しているなら、将来の生活をどう描いているかを確認しましょう。
子どもが欲しいのか、どんな家庭を築きたいのか、老後はどう過ごしたいのか。
こうした将来のビジョンを共有できているかどうかが大切です。
将来を一緒に考えられるのであれば、セックスレスは解決すべき課題のひとつに過ぎません。
逆に、将来のビジョンが合わないなら、セックスレス以前の問題があるといえます。
お互いに改善しようとする意欲があるか
最後に、お互いに改善しようとする意欲があるかどうかが、別れるべきかの決め手となります。
セックスレスは解決が難しい問題に思えるかもしれませんが、取り組むことで二人の絆を深めるきっかけになります。
焦らず、互いの気持ちを尊重しながら進めることが大切です。
まずは小さな一歩を踏み出し、パートナーとの新たな関係を築いてみてはいかがでしょうか。
一方だけが努力していても、セックスレスは解消できません。
相手も同じように問題意識を持ち、改善しようという姿勢があるかどうかを見極めましょう。
もし相手が無関心だったり、改善する気がまったくない場合は、関係の継続を考え直す必要があるかもしれません。
逆に、お互いに「何とかしたい」と思っているなら、必ず解決の道は見つかります。
二人で協力して取り組む姿勢があれば、セックスレスを乗り越えられる可能性は十分にあります。
まとめ
同棲カップルのレス(セックスレス)について、以下のポイントを押さえておきましょう。
- セックスレスとは「1ヶ月以上性的なスキンシップがない状態」と定義されている
- 約6割の夫婦がセックスレスの状態にあり、年齢が上がるほど割合も増加する
- 同棲カップルは新鮮さの喪失や慣れからレスになりやすい傾向がある
- 身だしなみへの意識低下や仕事の疲れがレスの主な原因となる
- スキンシップやコミュニケーション不足がセックスレスを招く
- 解消にはパートナーとの素直な話し合いが最も重要
- 外見に気を配り、日常的なスキンシップを増やすことが効果的
- デートや二人の時間を意識的に作り、環境を変える工夫も必要
- 話し合いができるか、スキンシップがあるかが別れるかの判断基準になる
- お互いに改善しようとする意欲があれば、セックスレスは乗り越えられる
同棲生活でのセックスレスは決して珍しいことではありません。大切なのは、問題を放置せず、お互いに向き合って解決策を探すことです。焦らず、二人のペースで関係を築いていってください。
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