柴崎春通
水彩で紫陽花を簡単に描くコツ
まずは完成作品からお見せします。こちらです。紫陽花の雰囲気出ていますかね?



皆さんこんにちは。水彩画講師の柴崎です。6月に入ってすっかり梅雨の季節ですね。空も曇って雨もパラパラ降って来ました。
梅雨と言えばアジサイですね。この雨の季節に綺麗に咲くこのアジサイを楽しむ、これが日本の文化ですね。では今日はアジサイを描きかたをお見せしましょう。
紫陽花の形を理解する

まず、紫陽花の形を理解しましょう。花は球体を半分に切った形をしています。そしてそれに茎を加えます。葉はこのように花のすぐ下にあります。そして反対側にもあります。そして、右、左へと広げています。光は左上から来ていますので、花の陰影は右下ですね。葉の陰影は、花の影響によってできるものです。葉の左側は全部日向です。これで形ができました。

さて、今日は画材を使用します。ペインティングナイフです。先端が柔らかくしなる特性を備えた金属の道具です。では色を塗っていきましょう。

筆にたくさんの水をつけてパレットに持って来たら、コンポーズブルーとオペラを混色してください。ではこの色を塗っていきましょう。

最初のデッサンから少しはみ出す感じで塗っていきます。自然に色むらを作り出すことが重要です。それを均等に広げる必要はありません。軽くブラシを押すような感じで「トントン」と大きいタッチで塗っていきましょう。

ここでペインティングナイフの登場です。光が当たった上の方をこれで描いていきます。指をしっかり当てて、ナイフの腹の部分で先ほど塗ったところをすくい取ってみましょう。これが花の明るい部分になるんですね。ナイフのタッチの方向を変えてみましょう。
YouTube動画「水彩で紫陽花を簡単に描くコツ」
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