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  • 柴崎春通

水彩画の基本〜混色で美しい緑色を作る方法

皆さんこんにちは。水彩画講師の柴崎です。

5月に入って爽やかでいい季節になりました。 私の家の周りも緑一色です。

こういう時期に屋外でスケッチする場合、やっぱり緑の色が大切になりますよね。

こないだ新しく入会した生徒たちのパレットを見せてもらったのですが、皆さん「オリーブグリーン」とか「サップグリーン」といった緑の色をお持ちでした。


次にその方々が描いた風景画を見せてもらったのですが。。そこである大きな問題点に気付いてしまったのです。


なんと「サップグリーン」をお持ちの方は、絵全体がサップグリーンに、「オリーブグリーン」をお持ちの方は、絵全体がオリーブグリーンになっていたんです。

私はそれらの作品を観たときに、単調で面白味に欠ける印象を受けてしまいました。


絵は料理である


私は「描くことはお料理するのと同じだ」と思ってるし、生徒さんにも話してるんです。


例えば今日美味しいサラダを食べたいなと思って、お店からドレッシングを買ってくるとしましょう。 野菜にそれをかけると当然美味しいサラダになりますよね?


では翌日サラダを食べたい時に、またこのドレッシングを使うとしても、それが3日も4日も続いたらどうでしょう。。さすがに飽きちゃいますよね?


では、貴方のキッチンにドレッシングがなかったらどうしますか?


お酢やお塩を混ぜて、ご自分でドレッシングを作りますよね?そして明日またサラダを食べたくなったときは、改めてドレッシングを手作りすると思います。するとどうでしょう?明日も明後日も明々後日も、少しずつ違った味が楽しめると思いませんか?


実は緑の色もここにヒントがあると思うんです。

思い描いてください。サップグリーンやオリーブグリーンに頼らずに、貴方自身がいろいろな緑を作り出すことが出来たなら、絵作りが今よりもっと自由で楽しくなりますよね?


今日はそういう観点から、素敵な緑色の作り方を貴方にお見せしたいと思います。



緑色のレシピ


まずは材料から説明しますね。横軸のABCが「塩」、縦軸のDEFが「酢」になります。

まあそんなこと言われても、なんのことやらわからないと思いますので、色の名前でお教えしますね。


横軸Aが「イエローレモン」Bは「イエローオーカー」Cは「バーントアンバー」。

縦軸Dが「コンポーズブルー」Eが「ウルトラマリンブルー」Fが「プルシャンブルー」です。もしコンポーズブルーがない方は、似たような色の「セルリアンブルー」でも大丈夫。


そして縦軸3色と横軸3色の組み合わせによってできる緑のドレッシングがこちらです。

どうですか?なんと9色の緑色が出来ましたね!


ちなみにこの表の見方ですが、赤文字で書かれている「グリーン1」はAとDの混色によって出来たものです。続いて「グリーン2」はBとEの混色によって出来た色となります。


さて今回はこのようにしてできた様々な緑色、これを使って美味しくて変化に富んだ緑のサラダを作ってみたいと思います。その経過を描きますので、参考に見てくださいね。




プロセスとテクニック


今日描くのはこの緑がたくさんの風景です。では早速始めてみましょう。

1. まずはラフスケッチから。いつも言うことですが、あまり詳細に描きすぎないようにしましょうね。ざっくりとこんな雰囲気でオッケーです。


2. 鉛筆に夜ラフスケッチが完成したところで、空から塗って行きましょう。


赤い丸で囲んだこのDの「コンポーズブルー」を薄く溶いて使います。



YouTube動画「水彩画の基本〜混色で美しい緑色を作る方法

今回解説した内容を約10分の動画として公開しておりますのでご覧ください。チャンネル登録もよろしくお願いします。


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