
あなたは「ゆりかもめでSuicaって使えるの?」と疑問に思ったことはありませんか?結論、ゆりかもめでSuicaは問題なく利用できます。この記事を読むことでゆりかもめでのSuica利用方法や料金体系、お得な使い方がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
Contents
1.ゆりかもめでSuicaは使える?基本的な利用可能性を解説
ゆりかもめはPASMOエリアだがSuicaも相互利用で使える
ゆりかもめは基本的にPASMOエリアですが、Suicaとの相互利用が可能なため問題なく利用できます。
これは全国の交通系ICカード相互利用サービスによるもので、SuicaやPASMOをはじめとする10種類の交通系ICカードが相互に利用可能となっているためです。
ゆりかもめでSuicaを使う際は、通常の電車と同じように改札機にタッチするだけで乗車できます。
特別な手続きや設定は一切不要で、お手持ちのSuicaカードまたはモバイルSuicaをそのまま使用することができます。
Suica以外に使える交通系ICカードの種類
ゆりかもめではSuica以外にも多数の交通系ICカードが利用可能です。
具体的に利用できるカードは以下の通りです:
- PASMO(首都圏エリア)
- Kitaca(JR北海道エリア)
- TOICA(JR東海エリア)
- manaca(名古屋市交通局等)
- ICOCA(JR西日本エリア)
- SUGOCA(JR九州エリア)
- nimoca(西日本鉄道等)
- はやかけん(福岡市交通局)
これらのカードはすべて全国相互利用対象となっているため、どちらのカードを使っても同じ運賃でゆりかもめを利用することができます。
モバイルSuicaやApple PayのSuicaも利用可能
スマートフォンのモバイルSuicaやApple PayのSuicaも、ゆりかもめで問題なく使用できます。
iPhone 8以降のiPhoneやApple Watch Series 3以降では、Apple PayにSuicaを設定して利用することが可能です。
モバイルSuicaの場合、エクスプレス設定を行うことで、スマートフォンの画面をロック解除することなく改札を通過できるため非常に便利です。
また、スマートフォンが電池切れになっても、一定時間はエクスプレス機能が利用できる場合があるため、安心して利用できます。
チャージもアプリから簡単に行えるため、券売機に並ぶ必要がなく時間の節約にもつながります。
2.ゆりかもめでのSuica利用方法と乗車手順
改札機での基本的なタッチ方法
ゆりかもめの改札機でSuicaを使用する際は、他の鉄道と同じようにICカードリーダーにタッチするだけです。
改札機の右側にある青色のICカードマークの部分に、Suicaカードを軽くタッチしてください。
正常に読み取られると「ピッ」という音とともに改札が開き、液晶画面に残高が表示されます。
乗車時と降車時の両方でタッチが必要で、これを忘れると次回利用時にエラーが発生する可能性があります。
カードは改札機にしっかりと押し付ける必要はなく、軽く触れる程度で十分読み取られます。
モバイルSuicaの場合の使い方とエクスプレス設定
モバイルSuicaを利用する場合、エクスプレス設定を行うことで更に便利に利用できます。
iPhone の場合、設定アプリの「ウォレットとApple Pay」から「エクスプレス設定」を選択し、使用するSuicaを指定します。
エクスプレス設定を行うと、Face IDやTouch IDによる認証なしで改札を通過できるようになります。
スマートフォンを改札機にかざす際は、本体上部(アンテナ部分)をICカードリーダーに近づけてください。
Android端末のモバイルSuicaでも同様にNFC機能を使用して改札を通過することができ、設定はSuicaアプリから行えます。
チャージ残高不足時の対処法
ゆりかもめ利用時にSuicaの残高が不足している場合は、駅の券売機や窓口でチャージが可能です。
ゆりかもめの各駅には券売機が設置されており、現金やクレジットカードでのチャージに対応しています。
モバイルSuicaの場合は、スマートフォンアプリから直接クレジットカードを使ってチャージすることができるため、駅での手続きが不要です。
残高不足で改札を通れない場合は、精算機または駅員に相談することで対応してもらえます。
特に観光で訪れる方は、事前に十分な金額をチャージしておくことをおすすめします。
乗り換え時のSuica利用注意点
ゆりかもめから他の路線に乗り換える際は、一度改札を出る必要があります。
新橋駅や豊洲駅でJRや地下鉄に乗り換える場合、ゆりかもめの改札を出てから再度他社線の改札に入ることになります。
この際、Suicaの残高から両路線の運賃がそれぞれ引かれることになるため、十分な残高を確保しておく必要があります。
連絡定期券を利用している場合は、乗り換え時でも追加料金なしで利用できる区間があります。
りんかい線との乗り換えを行う場合も同様で、新橋駅や大崎駅での乗り換えが一般的です。
3.ゆりかもめのSuica料金体系と切符との比較
IC運賃と切符運賃の違いとその理由
ゆりかもめではIC運賃と切符運賃で異なる料金体系を採用しており、これが料金差を生む原因となっています。
消費税率引き上げに伴い、IC運賃は1円単位の精密な計算を行う「1円単位運賃」が導入されました。
一方、切符運賃は従来通り10円単位での四捨五入計算を行っているため、同じ区間でも料金が異なる場合があります。
具体的には、税抜運賃に消費税率を掛けた際の端数処理方法が異なっており、IC運賃は小数点以下切り捨て、切符運賃は1の位四捨五入となっています。
この計算方法の違いにより、一部区間でIC運賃の方が高くなったり、逆に安くなったりする現象が発生しています。
Suicaの方が高くなる区間の具体例
ゆりかもめでSuicaを利用すると切符より1円高くなる区間が存在します。
最も代表的な例として、新橋からテレコムセンターまでの区間では以下のような料金差があります:
支払方法 | 料金 | 差額 |
---|---|---|
切符 | 380円 | – |
Suica(IC運賃) | 381円 | +1円 |
この1円の差は、前述の消費税計算方法の違いによるものです。
他にも切符運賃が380円となる区間では、同様にIC運賃が381円となる傾向があります。
ただし、差額は最大でも1円程度であるため、利便性を考慮すればSuicaの利用がおすすめです。
Suicaの方が安くなる区間とお得な使い方
多くの区間では、むしろSuicaの方が切符より安い料金で利用できます。
例えば新橋から汐留までの短距離区間では以下のような料金差があります:
支払方法 | 料金 | 差額 |
---|---|---|
切符 | 190円 | – |
Suica(IC運賃) | 185円 | -5円 |
このように、大部分の区間ではSuicaを利用することで節約効果が期待できます。
特に短距離区間や、切符運賃が380円以外の区間では、IC運賃の方が安くなる傾向があります。
頻繁にゆりかもめを利用する方は、長期的に見るとSuicaの方が経済的にお得になる場合が多いでしょう。
1円単位運賃導入による影響
1円単位運賃の導入により、ゆりかもめの料金体系はより精密になりましたが、利用者には一定の混乱も生じています。
この制度により、従来の10円単位の運賃から1円単位の細かい運賃計算が可能になりました。
利用者にとっては、より公平で正確な運賃計算が行われるメリットがある一方、切符との料金差に戸惑う声も聞かれます。
ただし、全国的にこの制度が導入されており、ゆりかもめに限った話ではないため、今後は1円単位運賃が標準となっていくと考えられます。
現金を扱う機会が減り、キャッシュレス化が進む現代では、この精密な料金計算はより重要性を増しています。
4.ゆりかもめのSuica定期券・お得な利用法
Suica連絡定期券の購入方法と対象区間
JR線とゆりかもめを組み合わせたSuica連絡定期券を購入することで、乗り換えをスムーズに行えます。
Suica連絡定期券は、JR東日本の指定駅またはモバイルSuicaアプリから購入することができます。
ゆりかもめが対象となる連絡定期券は、主に新橋駅や大崎駅での乗り換えを想定したルートで設定されています。
購入時には、通勤・通学の証明書類が必要になる場合があるため、事前に準備しておくことが重要です。
連絡定期券を利用すると、乗り換え時に追加料金を支払うことなく、スムーズに移動することができるため、通勤・通学で定期的に利用する方には大変便利です。
ゆりかもめ一日乗車券とSuicaの使い分け
観光や短期間の利用には「ゆりかもめ一日乗車券」、日常利用にはSuicaという使い分けが効果的です。
ゆりかもめ一日乗車券は大人820円で、当日中は何度でも乗り降り自由となっています。
3回以上ゆりかもめを利用する場合は、一日乗車券の方が経済的にお得になる計算です。
お台場観光で複数の駅を巡る予定がある場合は、一日乗車券の購入を検討してください。
一方、通勤や単発での利用の場合は、Suicaの方が利便性と経済性の両面でメリットがあります。
一日乗車券はPASMO専用のため、Suicaユーザーは券売機で磁気券を購入する形になります。
振替輸送時のSuica利用制限
ゆりかもめで運転見合わせが発生した際、Suicaでの乗車は振替輸送の対象外となる場合があります。
定期券や回数券、一日乗車券での利用者は振替輸送を受けることができますが、Suicaのチャージ残額での乗車は振替輸送対象外となります。
これは、IC乗車券の場合、入場時に目的地までの運賃を事前に収受していないためです。
運転見合わせが予想される悪天候時などは、事前に一日乗車券や回数券の購入を検討することをおすすめします。
ただし、Suica定期券での利用の場合は、定期券区間内であれば振替輸送の対象となります。
2025年最新:クレジットカードタッチ決済との併用術
2024年からゆりかもめでは、クレジットカードのタッチ決済サービスも導入されており、Suicaと併用することでより便利に利用できます。
Visa、Mastercard、JCBなどの主要ブランドのクレジットカードやデビットカードで直接改札を通過することが可能です。
この新サービスでは一日上限制度が設けられており、どれだけ利用しても最大820円までという制限があります。
観光で一日中ゆりかもめを利用する場合は、クレジットカードタッチ決済の方がお得になる可能性があります。
Suicaとクレジットカードタッチ決済を使い分けることで、最も経済的で便利な移動が実現できます。
普段はSuicaを使い、観光などで一日中利用する際はクレジットカードタッチ決済を選ぶという使い分けが効果的です。
まとめ
この記事でお伝えしたゆりかもめでのSuica利用について、重要なポイントをまとめます:
- ゆりかもめでSuicaは問題なく利用でき、PASMOエリアですが相互利用により使用可能
- モバイルSuicaやApple PayのSuicaも含め、全国の交通系ICカードが利用できる
- IC運賃と切符運賃で料金差があり、多くの区間でSuicaの方が安い
- 切符運賃380円の区間のみ、Suicaの方が1円高くなる
- Suica連絡定期券により、JR線との乗り換えがスムーズになる
- 観光には一日乗車券、日常利用にはSuicaという使い分けが効果的
- 振替輸送時はSuicaチャージ残額での乗車は対象外となる注意が必要
- 2024年から導入されたクレジットカードタッチ決済との併用でより便利に
ゆりかもめでのSuica利用は基本的に他の鉄道と変わらず、安心してご利用いただけます。お台場観光や通勤・通学など、用途に応じて最適な支払い方法を選択し、快適なゆりかもめライフをお楽しみください。